>>2004年3月4日

第1回研究会・見学会

 

 テラヘルツテクノロジーフォーラムによる第一回研究会・見学会がさる3月4日に株式会社東レリサーチセンター(滋賀県大津市)にて行われました。講演会場はほぼ満席で、参加者の熱気を感じさせるものでした。

  まず、田中耕一郎氏(京都大学)によるTHz時間領域分光(THz-TDS)についてのチュートリアル、引き続き深澤亮一氏(栃木ニコン)によるTHz分光・イメージング装置開発について、最後に永井直人(東レリサーチセンター)によるTHz時間領域分光装置を用いた実際の測定、分析応用への展開についての講演が行われ、THz波分光の基礎から応用を網羅する非常に密度の濃い内容でした。

 講演と質疑応答の後、東レリサーチセンターの施設を見学させていただきました。さまざまな高性能分析装置とともに、株式会社栃木ニコンが開発したTHz時間領域分光装置が実際に稼動している様も見学することができました。分析装置のプロである永井氏や実際に現場で使用していらっしゃる研究員の方が、装置の安定度、使いやすさになんら問題がなく、従来の遠赤外分光器にはない大きな利点(検出器が常温で動作し、複素屈折率情報などが得られること)があると述べられていたことは、装置の完成度の高さを示すとともに、THz-TDSの可能性を示しています。

 次回の研究会・見学会は東京での開催を予定しています。


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